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ストーリー

二国間の戦争は長引き、終わらない曇天が空を覆っていた。
そんな状況の中、ある国が目をつけたのは非凡な能力を持つ子どもたちだった。

見えるはずのない扉の向こうの景色が見える。聞こえるはずのない他人の心の声が聞こえる。そんな“普通ではない”能力を持つ子どもたちを利用すれば、戦局を一気に覆せる。そう考えた国家は、「能力を強化する」という名目のもと研究所となる施設を設立した。

そこに集められた少年少女は戦争のための道具として、与えられた任務を日々遂行していく。ただそれだけのために生きて、生かされている。
自由を失ったその姿はまるで、籠に囚われた鳥のようだった。
彼らは空に向かって、羽ばたくことを望むのか。それとも、囚われ続ける生を選ぶのか。
これは、命を賭けて己の翼の価値を問う、子どもたちの物語。

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